のっけから得体の知れない写真を見せ付けられ、
怖いもの見たさでこのブログをのぞいた皆さまへ…。
これは立派な残り汁料理の一つである。
以前のブログにも書いたが、主婦美さんはタレや残り汁を極力捨てない。
私、タレや汁は捨てません(極力)!翌日の別メニューで再利用! - 家事嫌主婦美 (かじいや しゅふみ)
残り汁料理は翌日のメニューの味付けに貢献してくれるとともに、
鍋やフライパンを洗う回数を減らしたり、水質汚染を減らすことにも繋がる。
油ギッシュな残り汁を捨てると、パイプも目詰まりしちゃうしねー。
そんなワケで残り汁料理研究家を目指している私は(目指してません)、
みそ汁の残り汁はとりあえず茶わん蒸しにリメイクする。
これはクックパッドでもおなじみのため、実践済みの方も多いだろう。
茶わん蒸しは「いざ作ろう!」と思うと何だか身構える料理の一つだった。
和食のコースや会席料理などで必ずと言っていいくらい出てくるため、
ハイグレードな料理のイメージを持っていた私…。
でもそれは勝手な思い込みで、もっと気軽に食べていい物なのだ。
みそ汁は具だくさんなら飲みごたえがあるが、
ワカメやとうふやほうれん草などだとボリューム不足だし、パンチに欠ける。
そのため、我が家では汁だけ残ることがしばしば。
以前は在宅ワークの私の昼ごはんとして何とか消費していたが、
何とかしたいと思っていた課題の一つであった。
そしてたどり着いたのがみそ汁で作る茶わん蒸しだ。
具が残っていればそれも良し(↑は白菜、大根、かにかま、おあげ入り)。
残っていなければ乾物のワカメや冷凍おあげや冷凍ネギを加えて具にする。
そして適量の残り汁と適量の溶き玉子を混ぜ合わせて蒸すだけ。
たったそれだけ、That' allだ!
味付けの手間がなく、簡単な食材でそれなりに見えるのがヒジョーに喜ばしい。
料理にこだわりのない主婦美さんゆえ、
茶色がかっていたりスが入ったりはするが、そこはモウマンタイ。
今では月に2回程度はみそ汁茶わん蒸しが食卓に上っている。
さて、前述の得体の知れない料理は何かというと、
アレはおしるこの残り汁で作った卵とじだ。
おしるこも家族全員あずき部分ばかり好んで食べるため、汁が残る。
さらに今年は結構な量を作ってしまったため、汁が…汁がぁぁぁ~!
だがこれは茶わん蒸しにはできない…。
そんな時にはカレーと同じく主婦の味方である「卵とじ」に頼るべしっ!
おしるこなら和風スイーツに利用すれば良かったのだが、
日々の料理でさえめんどくさい私が、
スイーツなど作りたいと思うだろうか…断じてない、キッパリと否定!
さすがにおしるこの残り汁と玉子だけではおかずになりそうもないため、
焼き芋と、滅多に買わないビン入りの栗を買ってきたさ!
そしてそれらをさいの目切りにして残り汁&溶き卵に混ぜ、チンしたらこうなった。
見栄えは悪いが、味はめっちゃ甘~~~い(○´ڡ`○)
もちろんビン入りの栗の汁にも味付けに貢献してもらった。
プリン以上の甘い仕上がり…お子様ウケ抜群のお味でございます。
名付けるならば、「いとこ煮」ならぬ「いとこ卵とじ」だろうか?
余談だが、私には忘れられないお弁当がある。
栗ご飯、煮豆、サツマイモの天ぷら、カボチャのそぼろあん。
想像していただきたい。
どれだけコホコホむせながら食したかを…。
おいしかったんだけどね、のどの水分全部持って行かれたよ、お母さん。